▼1集
雲南国王子 白雲飛の登場シーンは、可笑しすぎるくらいに派手で「なんで!?」と思っていたのだが、
この数分のシーンに彼の性格やこの後の行動、物語の別の場面を暗示する成語や俗語が満載されている。 (以前上海で買った「俗語小辞典」が大活躍。)
(まだ完全に把握できていない。请多指教。
*2008/11/05一部追加。*2008/11/23さらに追加。)
○小龍蝦と阿蓮は、万人敵らに梁君卓の追剥を任せて、後からそれを巻き上げようと計画する。
守株待兔(shou3 zhu1 dai4 tu4)
成語:切り株の番をしてウサギを待つ。自分では努力しないでうまい収穫にありつこうとする。
坐山观虎斗(zuo4 shan1 guan1 hu3dou4)
俗語:山上に座して相打つ虎が倒れるのを待つ。利益を横取りしようとして他人の争いを傍観しているたとえ。
○夜道を白雲飛が馬で走ってくる。
一条路走到黑(yi1 tiao2 dao1 zou3 dao4 hei1)
俗語:まっしぐら。頑なに自分の視点や行動を維持する。
○白雲飛は風呂敷包みを背中に背負っている。
背包袱(bei1 bao1fu2)
俗語:荷を負う。行動の負担、責任を負う。
○白雲飛は崖に行き当たって、手綱を引き締め馬を止める。
悬崖勒马(xuan2 ya2 le2 ma3), 优未为晚(you2 wei4wei2 wan3)
俗語:断崖の手前で馬を止めればまだ遅くはない。破滅の寸前で心を入れ替えればまだ助かる、という戒めの言葉。
ほんまに、白雲飛に思いっきり叫んでやりたい言葉。
○侍従の無双が「時間も遅いから早く行きましょう」と促す。
・・・人の忠告を聞くべき、という言葉があるはず。忠告を聞いてもむだ、というのも。
○万人敵らは「老虎屎」(トラのウンチ)の壺を抱えて、梁君卓を待っている。
これを馬にぶつけてびっくりさせ、落馬したところ荷を奪おうと計画している。
匹夫之勇(pi3fu1 zhi1 yong3)
成語:匹夫の勇。血気にはやるだけの向こう見ずな勇気。
蚍蜉撼大树(pi2fu2 han4 da4shu4)
諺:アリが大木を揺り動かす。己の力の小ささを知らないたとえ。身の程知らず。
○梁君卓と侍従が馬を駆って通り過ぎる。万人敵らは寝てしまって気づかない。
笨鸟先飞(ben4 niao3 xian1 fei1)
能力が劣った鳥は周りに遅れることを恐れて、他の人より先に飛び立つ。
骏马每驮痴汉走,巧妇常伴拙夫
俗語:駿馬はつねに痴漢を駄して走り、巧妻はつねに拙夫に伴う。
足の速い馬はとかく愚か者を乗せて走る。よい妻はとかく愚夫につれそう。
・・・この言葉の呪いがずっと効いていくのだ、とわかった。
○梁君卓の速い馬に追い抜かれた白雲飛と無双が並足で同じ道を通る。
我行我素(wo3 xing2 wo3 su4)
成語:他人がなんと言おうと一向に頓着せず、自分の今までどおりのやり方でやる。
重蹈 梁君卓的覆辙(zhong2dao3 fu4zhe2)
成語:二の轍を踏む。前の人と同じ失敗を繰り返す。
・・・前车之覆,后车之鉴(qian2che1 zhi1 fu4, hou4che1 zhi1 jian4)前車の覆るは後車の戒め、だけど、ここで梁君卓はひっくり返らなかった。
○梁君卓ではなく白雲飛であることに気づかず、万人敵らは攻撃する。
打马虎眼(da3 ma3huyan3)
目を欺く。目を掠める。にせものをつかませる。
○熊二がウンチ爆弾を放つが、一発目は万人敵の顔に。
○ウンチを当てられた白雲飛の馬は驚くが、白雲飛は高く飛び上がって落馬しない。
○流れ弾のウンチが無双の馬に当たって、無双が落馬する。
城门失火,殃及池鱼(cheng2men2 shi1huo3, yang3ji2 chi2yu2)
成語:(城門の火事を消すのに堀の水を使ったため、魚がみな干上がる)思わぬ巻き添えを食う。
○万人敵ら三人が小斧を持って白雲飛に襲いかかるが、白雲飛は素手でかわす。
赤手空拳(chi4shou3 kong1quan2)
成語:徒手空拳。武器を持たずに素手で立ち向かう。
○万人敵は人間爆弾になって白雲飛に飛び掛る。
(次第にやり方が派手になる、とか、増長する、のような言葉があるはず。)
○白雲飛は人間爆弾をかわし、無双がまたも飛ばされ石で頭を打つ。
雪上加霜(xue3 shang4 jia1 shuang1) / 祸不单行(huo4 bu4 dan1xing2)
成語:災いは重なる。泣きっ面に蜂。
一而再,再而三(yi1 er2 zai4 zai4 er2 san1)
三番两次(san1 fan1 liang3 ci1)
俗語:二度あることは三度ある。何度も何度も。繰り返し。
○2発目の人間爆弾の万人敵を、白雲飛は上から押さえつけ、地面に大きな穴を開ける。
弄巧成拙(nong4 qiao3 cheng2 zhuo1)
成語:うまくやろうとして却ってしくじる。
吃一堑,长一智 (chi1 yi2 qian4 zhang3 yi2 zhi4)
俗語:一度しくじればそれだけ賢くなる。
○万人敵を助けようと穴に飛び込んだ巴虎と熊二は、白雲飛に蹴り飛ばされる。
飞蛾投火(fei1 e2 tou2 huo3)
成語:飛んで火に入る夏の虫。自ら滅亡を招く。飞蛾扑火。 飞儿・・・?
自投罗网(zi4 tou2 luo2 wang3)
成語:自分から進んで網にかかる。飛んで火にいる夏の虫。
○白雲飛は万人敵に剣を持って飛び掛るが足をすくわれる。
○梁君卓と侍従が馬を駆って通り過ぎる。万人敵らは寝てしまって気づかない。
笨鸟先飞(ben4 niao3 xian1 fei1)
能力が劣った鳥は周りに遅れることを恐れて、他の人より先に飛び立つ。
骏马每驮痴汉走,巧妇常伴拙夫
俗語:駿馬はつねに痴漢を駄して走り、巧妻はつねに拙夫に伴う。
足の速い馬はとかく愚か者を乗せて走る。よい妻はとかく愚夫につれそう。
・・・この言葉の呪いがずっと効いていくのだ、とわかった。
○梁君卓の速い馬に追い抜かれた白雲飛と無双が並足で同じ道を通る。
我行我素(wo3 xing2 wo3 su4)
成語:他人がなんと言おうと一向に頓着せず、自分の今までどおりのやり方でやる。
重蹈 梁君卓的覆辙(zhong2dao3 fu4zhe2)
成語:二の轍を踏む。前の人と同じ失敗を繰り返す。
・・・前车之覆,后车之鉴(qian2che1 zhi1 fu4, hou4che1 zhi1 jian4)前車の覆るは後車の戒め、だけど、ここで梁君卓はひっくり返らなかった。
○梁君卓ではなく白雲飛であることに気づかず、万人敵らは攻撃する。
打马虎眼(da3 ma3huyan3)
目を欺く。目を掠める。にせものをつかませる。
○熊二がウンチ爆弾を放つが、一発目は万人敵の顔に。
○ウンチを当てられた白雲飛の馬は驚くが、白雲飛は高く飛び上がって落馬しない。
○流れ弾のウンチが無双の馬に当たって、無双が落馬する。
城门失火,殃及池鱼(cheng2men2 shi1huo3, yang3ji2 chi2yu2)
成語:(城門の火事を消すのに堀の水を使ったため、魚がみな干上がる)思わぬ巻き添えを食う。
○万人敵ら三人が小斧を持って白雲飛に襲いかかるが、白雲飛は素手でかわす。
赤手空拳(chi4shou3 kong1quan2)
成語:徒手空拳。武器を持たずに素手で立ち向かう。
○万人敵は人間爆弾になって白雲飛に飛び掛る。
(次第にやり方が派手になる、とか、増長する、のような言葉があるはず。)
○白雲飛は人間爆弾をかわし、無双がまたも飛ばされ石で頭を打つ。
雪上加霜(xue3 shang4 jia1 shuang1) / 祸不单行(huo4 bu4 dan1xing2)
成語:災いは重なる。泣きっ面に蜂。
一而再,再而三(yi1 er2 zai4 zai4 er2 san1)
三番两次(san1 fan1 liang3 ci1)
俗語:二度あることは三度ある。何度も何度も。繰り返し。
○2発目の人間爆弾の万人敵を、白雲飛は上から押さえつけ、地面に大きな穴を開ける。
弄巧成拙(nong4 qiao3 cheng2 zhuo1)
成語:うまくやろうとして却ってしくじる。
吃一堑,长一智 (chi1 yi2 qian4 zhang3 yi2 zhi4)
俗語:一度しくじればそれだけ賢くなる。
○万人敵を助けようと穴に飛び込んだ巴虎と熊二は、白雲飛に蹴り飛ばされる。
飞蛾投火(fei1 e2 tou2 huo3)
成語:飛んで火に入る夏の虫。自ら滅亡を招く。飞蛾扑火。 飞儿・・・?
自投罗网(zi4 tou2 luo2 wang3)
成語:自分から進んで網にかかる。飛んで火にいる夏の虫。
○白雲飛は万人敵に剣を持って飛び掛るが足をすくわれる。
摔跟头(shuai1 gen1tou)転ぶ、失敗する
○万人敵は白雲飛もろとも網にかかってしまう。
上下入れ替わりながら争う白雲飛と万人敵。
作茧自缚(zuo4 jian3 zi4 fu4)
成語:カイコがまゆを作って自分をそのなかに閉じ込める。自縄自縛。
○白雲飛は上になったとき背後から頭を殴られ、気を失う。
给敌人以可乘之机(ke3 cheng2 zhi1 ji1)。
敵に「付け込まれる隙」を与える。
○その間に、万人敵らは風呂敷包みを丸ごと盗みとんずらする。
○万人敵は白雲飛もろとも網にかかってしまう。
上下入れ替わりながら争う白雲飛と万人敵。
作茧自缚(zuo4 jian3 zi4 fu4)
成語:カイコがまゆを作って自分をそのなかに閉じ込める。自縄自縛。
○白雲飛は上になったとき背後から頭を殴られ、気を失う。
给敌人以可乘之机(ke3 cheng2 zhi1 ji1)。
敵に「付け込まれる隙」を与える。
○その間に、万人敵らは風呂敷包みを丸ごと盗みとんずらする。
金蝉脱壳(jin1 chan2 tuo1 qiao4)
成語:もぬけの殻になる。人知れず姿をくらます。
・・・たびたび出てくる兵法。
○巴虎と熊二は、小龍蝦が待っていると言うが、万人敵は「叫做不起早的鸟儿是没有虫吃的」と言ってそのまま逃げ出す。
俗語:朝寝坊の鳥は虫を食べられない。The early bird catches the worm.
・・・いやいや、早く起きなかったためにお目当ての虫を食べられなかったのは、万人敵ら自身だよ。
○林の中で早速包みの中を確認する三人。
○小龍蝦らは、狼の声まねをして、万人敵らを驚かす。
鸡鸣狗盗(ji1 ming2 gou3 dao4)
成語:『史記:孟嘗君伝』鶏の鳴きまねをして人を欺いたり犬のように者をこっそり盗む者のおかげで難を逃れた故事から。物まねやこそ泥のようなくだらない才能の持ち主。また、くだらない才能でも役に立つことがあるたとえ。
・・・5集で、小龍蝦らの夜盗に加担して斉国候の蔵を摘発しようとする皇上は苦言を呈されて、「鶏鳴狗盗は美談なのに」と言い返してます。
○万人敵は、木にぶつかり、木の上から仮面をかぶって降って来た小龍蝦に目をむき、背後を走る影をますます怖がって、あわてて包みを放り出し逃げ出す。
守株待兔が大成功。
○巴虎と熊二は、小龍蝦が待っていると言うが、万人敵は「叫做不起早的鸟儿是没有虫吃的」と言ってそのまま逃げ出す。
俗語:朝寝坊の鳥は虫を食べられない。The early bird catches the worm.
・・・いやいや、早く起きなかったためにお目当ての虫を食べられなかったのは、万人敵ら自身だよ。
○林の中で早速包みの中を確認する三人。
○小龍蝦らは、狼の声まねをして、万人敵らを驚かす。
鸡鸣狗盗(ji1 ming2 gou3 dao4)
成語:『史記:孟嘗君伝』鶏の鳴きまねをして人を欺いたり犬のように者をこっそり盗む者のおかげで難を逃れた故事から。物まねやこそ泥のようなくだらない才能の持ち主。また、くだらない才能でも役に立つことがあるたとえ。
・・・5集で、小龍蝦らの夜盗に加担して斉国候の蔵を摘発しようとする皇上は苦言を呈されて、「鶏鳴狗盗は美談なのに」と言い返してます。
○万人敵は、木にぶつかり、木の上から仮面をかぶって降って来た小龍蝦に目をむき、背後を走る影をますます怖がって、あわてて包みを放り出し逃げ出す。
守株待兔が大成功。
杯弓蛇影(bei1 gong1 she2 ying3)
成語:杯中の蛇影。疑心暗鬼して周章狼狽するたとえ。
・・・4集で梁君卓が吸血鬼?におののくのもこれ。
甩掉(shuai3 diao4)包袱 重荷(になる人・物事)を打ち捨てる。
掉包儿(diao4 baoer1)物をこっそりすりかえること
坐地分赃(zuo4 di4 fen1 zang1)
成語:(盗賊のかしらなどが)何もせずに盗品の上前を取り上げる。ピンはねする。「坐山分赃」
○小龍蝦と阿蓮は、包みを開ける。 小龍蝦は腕飾りに目をつける。
○一方、意識を取り戻した白雲飛は包みがなくなっていることに気づき、人生最大の屈辱だと言い、広い城都の中でも見つけ出し、絶対に腕飾りは取り返す、と決心する。
千方百计(qian1 fang1 bai3 ji4)
あらゆる手段を講じる。百方手を尽くす。
○白雲飛は盗まれた包みのことで頭がいっぱいで、頭を怪我した無双のことはほったらかし。
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